脱臭装置

直接燃焼型脱臭炉 ヨコ型
直接燃焼型脱臭炉 ヨコ型
直接燃焼型脱臭炉 タテ型
直接燃焼型脱臭炉 タテ型
薬液スクラバー式脱臭装置
薬液スクラバー式脱臭装置

目 次

工場で発生する臭気

工場で発生する臭気にはその処理工程において、各部でそれぞれに発生することが一般的ですが、詳細として各部により発生成分が異なる場合もあります。

1)生の状態での処理中に発生するメチルメルカプタン、硫化水素、硫化メチルなど、自然ではありますがある意味分離遊離しやすい必然的なもの

2)海産物の魚介類によるトリメチルアミン、イソブタノールなど腐敗、発酵による臭気成分

3)メチルイソブチルケトン、トルエン、キシレンなどに代表されるいわゆるオイル系のもの

4)途中で化学反応してしまう場合、プロピオン酸、イソブチルアルデヒド、プロピオンアルデヒドに代表される酸性のニオイや焦げたニオイがしますので、機械部品の加熱などと混同しがちです

このなかで特に職場環境として、又近隣から苦情が出るケースとしては、1)や2)が多いのではないでしょうか。更に2)のケースですと、発生までのプロセスとして、急ではなく時間が経ってから強くなる場合があります。

又、直接発生箇所を特定できず、困ってしまうケースとして、排水系からの発生経路もいくつか前例がありますが、ご訪問読者様にはどのようなご都合によるものでしょうか。

工場 悪臭 苦情

工場 悪臭 苦情において、近年弊社へのいわゆる悪臭 相談が増加しています。

この工場から出る悪臭 苦情により経営者の方をはじめとして悩みが深刻化している現状が顕著になっております。前章工場で発生する臭気の(1)から(4)など多数の基準がもとになっています。

さらには、工場の悪臭といいましてもその発生件数は、工場としてだけではなく、倉庫、2次的な処理、冷凍関係の施設等々、多種類存在しています。

単に、生産工程だけではなく、あらゆる場面からこの問題が発生しているということになります。

悪臭対策

悪臭対策を実施するにあたり、脱臭対策を構築するための考慮するポイントを掲載します。実際に対策を着手する場合、もっとも検討が難しく又、悩むところではありますので、順を追って衛生工学分野のプラント技術者が解説致します。

1)臭気指数について(参考):まず臭気指数とは、人間が嗅覚として感じる範囲の臭気というものをある種のレベルとか程度というものを客観的な数値としたものであり、指数とは、例としてある基準を100としてその数値の増減で比較できるようにした指標です。

2)発生臭気濃度が一定的で発生箇所による、バラツキがない場合。

3)発生臭気濃度が一定ではなく、発生箇所でその強さが異なる場合。

4)工場全体に臭気が蔓延する又は広がる可能性の有無。

5)プラントのセオリーとして発生機器には集塵とは別にダクト、配管等が設けられていると思いますが、それだけで吸引されていても実は機器の別箇所から漏れている可能性、あるいは、構造的に密閉がむずかしい場合。

脱臭対策を計画する場合において、上述の多種多様な条件による都合を把握する必要がありますが、脱臭対策をしていくうえでの留意する点について幾つか記載します。

1)工場全体の方式の検討:面積 × 風速 で風量がきまりますので、上述の臭気濃度(成分の含有量)がその風速と面積で風量(体積)がまかなえるかどうかです。

2)臭気の強度に大小がある場合と一定の場合も含めて、高濃度臭気がある場合には、ダクト or 配管を系列に分けて高濃度と低濃度に臭気の系列を設けます。

脱臭装置 種類

脱臭装置 種類は臭気の高濃度と低濃度に分けることから始まります。工場をはじめ各種施設から発生する臭気はその建屋の空間容積と時間軸を掛け算した臭気量となります。

そして、その間も屋外へ漏れ続けていますので、近隣周辺から悪臭 苦情という流れになっています。臭気が発生する施設及び臭気濃度の発生エリアが特定できる場合なども含めて、弊社の技術者が状況に応じて提案をさせて頂いております。

一般的な分類として臭気濃度により、

(1)低濃度:薬液スクラバーによる洗浄方式

(2)高濃度:脱臭炉による熱分解方式

など、状況に応じて脱臭装置の種類を分けています。更に、脱臭装置に求められることは

(1)ランニングコスト(燃費など)

(2)常に連続性を維持させる

(3)交換因子を極力少なくする

(4)周辺機器の最少使用

などが挙げられますが、その種類等の特徴や内容につきまして、次章より詳しく解説を致します。

薬液スクラバー脱臭装置

薬液スクラバー脱臭装置

<注釈>掲載画像につきましては、納入実績を参考としておりますので、発生臭気の容量に応じて、規模等はこの限りではありません。あくまでも、基本構造として参考になればと存じます。

この脱臭装置は薬液を使用した化学反応により成分そのものを化学変化させます。

装置としましては、常に連続性を維持させることが出来る上に、規模的な対応幅も広く風量と反応を条件ごとに自在に設計できます。

工事までの内容につきましては、別記事「よくあるご質問」も合わせてご覧ください。

脱臭装置として脱臭装置の脱臭装置薬液洗浄及び薬液吸収脱臭装置などと呼ばれる脱臭装置や脱臭装置をプラントに組み入れる方法について解説します。

プラント、工場の扱い品目により発生する臭気もさまざまではありますが、脱臭装置が必要な場合において、発生臭気を処理して排出するまでのプロセス計画のガイドラインについて概要をまとめます。

(1)まず臭気の発生する装置からダクト及び配管を接続するヶ所を特定し、フードを設けます。最も一般的な手順として機器の設計段階で行います。

(2)低濃度臭気と高濃度臭気にわけて、各々別系統ラインとして対象機器よりラインを分けます。

(3)特に、高濃度臭気ラインは別記事の脱臭炉(直接燃焼方式)で熱分解反能処理をさせます。

(4)低濃度臭気ラインには、フィルター、薬液などいくつかの方法を用います。

(5)当然、それに付随してファンが必須となり、処理風量の設計が伴います。

脱臭装置

関連技術として化学、製缶設計、ダクト、配管等が必須となり、必要な技術経験が伴なわなければなりません。弊社アイエヌジーにご相談頂ければと存じます。

薬液洗浄の動作原理

動作原理:洗浄塔と呼ばれる容器の中で薬液と臭気ガスが直接触れることにより、臭気成分と薬液の化学反応をおこします。さらには酸による洗浄塔とアルカリによる洗浄塔により酸とアルカリ両方とも接触させていることです。

脱臭装置 薬液洗浄とは脱臭において薬液をいわゆる物理的な洗浄と化学反応によることが第一に挙げられます。物理的な洗浄とは臭気という気体と薬液を直接的に接触させることにより高能率のもとに洗浄という動作が行われます。ちなみにここでは表現上「洗浄」と呼んでいますが明らかに気体と液の接触による化学反応を応用した現象を利用しています。

もう一つのメリットは大排気量の臭気でも処理量に比例した規模がオーダーできます。

脱臭装置 薬液洗浄方式

脱臭装置 薬液洗浄の大まかなプロセスは以下になります。薬液として使われるのが硫酸、苛性ソーダ、次亜塩素酸ソーダなどです。

集められた臭気を一か所に集め酸による洗浄を行います。脱臭装置としてこれらの薬液を貯蔵するタンクが配置され、配管のノウハウを考慮に入れ、配置を検討します。

酸による洗浄の次はアルカリによる洗浄を行います。アルカリによる洗浄を行いますが底面には水の循環を行います。

脱臭装置 薬液洗浄の処理概要を揚げましたが、更に、薬液による洗浄方法には、各種の流体技術が使われます。配管による循環やバルブの選定など複雑な配管技術が使われています。臭気の種類、処理量など、株式会社アイエヌジーにご相談下さい。

脱臭装置 脱臭炉

直接燃焼型脱臭炉 ヨコ型
直接燃焼型脱臭炉 ヨコ型
直接燃焼型脱臭炉 タテ型
直接燃焼型脱臭炉 タテ型

脱臭炉(直接燃焼式)を説明致します。脱臭装置の種類としまして、比較的高濃度の臭気に対して行いますが、弊社の脱臭装置は、その処理風量にも大きな風量を誇っておりますので、その臭気濃度に関わらず、処理風量に対応して設置できるメリットがあります。

しかも、直接燃焼式を採用していますので、多量の臭気に直接作用します。主要な構成機器は、バーナー、燃焼室、滞留室、熱交換器などです。

VOCとは揮発性有機化合物で炭素、水素、酸素などから構成されている化合物になります。ほとんどの有機系の臭気に含まれるとされています。

これを燃焼することで二酸化炭素と水などに分解します。燃焼による分解のメリットは、常に燃焼させれば分解が出来るということで、年数による効率の低下などといったプロセスとは異なることです。

燃焼温度は650〜800℃程度で燃料には、最も一般的に重油がつかわれます。入手のしやすさ、コストなど選択において多様な条件を検討する必要があります。

内部構造として特に断熱材はメンテナンスに影響してきます。どの部分にどのような断熱材を用いるかなど、重要ですが簡単に設計してしまうことのないように経験と考慮が必要です。

又、既存の脱臭炉で改造をご検討されている場合や、従来から不具合があり改善を検討されていることなど、新規、既設にかかわらず計画から改善に至るまで対応いたしますのでまずはお気軽にご相談下さい。

脱臭装置 脱臭プロセス

(1)脱臭装置として脱臭炉を運転するにあたり、まずは重要な要素となる燃料について、説明します。弊社株式会社アイエヌジーの独自技術によるところが多数存在する部分でもありますが、脱臭装置に限らず運転コストなど技術面におきましても配慮が必要になってきます。

脱臭装置の脱臭炉の炉内には多くのノウハウが集積しているところでもありますが、特に燃料消費量を出来るだけ少なく抑えることが、重要になってきます。とはいえ、肝心の脱臭能力に影響を与えることも出来ません。

そこで、必要なプロセスとして、バーナーの炎による、必要な熱量を軽減させる方法(低燃費)が必要になってきます。この章で、「プロセスという流れ」で記述している理由がここにあります。

まず、臭気ガスが炉内に合流され、バーナーの燃焼熱量と混合した状態で、臭気成分が熱分解されます。しかし、合流してくる臭気はほとんどの場合常温であり、特に、工場内で発生する臭気は専門用語として「雰囲気」と呼んでいますが、この臭気ガス温度を脱臭に必要な温度まで上昇させるために、バーナーの熱量を負荷させています。いわゆる消費させていることになります。

この臭気が入ってくる時の温度を、あらかじめ上昇させた状態で炉内に入るようにする方法がとられています。この場合に、いくつかの方法がありますが、弊社の場合は独自の技術を採用しています。

(2)更に、考慮する技術としまして、炉内の燃焼ガスの流れであります。これが影響する要件を幾つか掲げます。

1)燃料消費量を左右します

2)炉内構造物の寿命、耐性に多大な影響を及ぼします

3)脱臭効率

4)脱臭炉本体における振動の原因

5)断熱材の破壊や崩壊による寿命への影響

などが掲げられます。尚、このあたりも含めて、かなりの技術的専門分野になりますので、割愛させて頂きますが、弊社株式会社アイエヌジーはこの部分につきましても、研究解析を重ねており、独自技術を持っています。

まとめ

脱臭対策を何度も繰り返してしまう原因

(1)「臭いがある」だけでその臭気の化学的量から先を把握しきれていない。

(2)単に、活性炭やフィルターの部類に観念が集中してしまう。

(3)結局、消耗交換品など後々の採算の割にニオイがなくなっていない。

(4)実は、臭気を計測した場合、そこからが脱臭の本番であり、数値だけで対策をしてしまう。

(5)ニオイの発生源に対する把握がたりていない。

(6)特に、(5)の場合に多いケースとして、全体の雰囲気を収集する場合や、各々の局部エリアを一カ所に集合させなければならない場合など系統的な把握が必要ですがなされていない事例があります。

(7)以上を踏まえて最善策をとらなければならないところを、実際は、その方法に左右されますので、結局繰り返してしまう原因にもなります。

株式会社 アイエヌジー

TEL:099-260-4648

PAGE TOP